# 動物の知能ランキングで猫は何位？順位がつけられない理由

出典: https://iqcat.vercel.app/blog/animal-iq-ranking
公開日: 2026-08-25
発行: ねこIQ (https://iqcat.vercel.app)
タグ: 猫, 知能, 比較, 認知科学

> 動物の知能ランキングで猫はどこに入るのか。神経細胞数、課題成績、生態の違いを踏まえて、なぜ動物を一列に並べる順位表が科学的に成立しないのかを解説します。

## この記事の要点

- 動物の知能に公式な順位表は存在しません。種ごとに測れる課題も生態も異なるためです。
- 大脳皮質の神経細胞数では犬が猫の約2倍と推定されますが、これは知能の順位ではありません。
- 人の指さしから餌を見つける課題では、犬と猫の成績に有意な差は報告されていません。
- 動物の認知は「どれだけ賢いか」ではなく「何に適応しているか」で理解するのが標準的な見方です。

「動物 知能 ランキング」で検索すると、いくつもの順位表が出てきます。上位にチンパンジー、イルカ、ゾウ、カラス、そして犬。猫は入っていたり入っていなかったりします。これらの表に共通するのは、出典が示されていないことです。

## 統一された順位表は存在しない

動物の認知を研究する分野に、種を横断する総合知能スコアはありません。理由は単純で、種ごとに実施できる課題が違うからです。イルカに指さし課題は与えられませんし、猫に道具作成の課題を課しても、そもそも猫の生態に道具製作が含まれていません。

共通の課題を無理に作れば、その課題に生態的に近い種が有利になります。つまり順位表は、測定対象の能力ではなく、選んだ課題の性質を映してしまいます。

## 比較できる数値：脳と神経細胞数

種を越えて比較しやすい指標として、脳化指数（体重に対する脳重量の比）と大脳皮質の神経細胞数があります。[Jardim-Messederほか（2017）](https://doi.org/10.3389/fnana.2017.00118)は食肉目を比較し、犬の大脳皮質に約5億3千万個、猫に約2億5千万個の神経細胞があると推定しました。

興味深いのは、この研究がアライグマの神経細胞密度の高さや、ヒグマの神経細胞数の少なさを同時に示していることです。脳が大きいほど神経細胞が多いわけではなく、神経細胞が多いほど賢いとも言い切れません。数値は比較の材料であって、順位そのものではありません。

## 課題成績で見ると差は小さいことが多い

犬と猫を同じ課題で比べた研究では、差が出ないこともよくあります。[Miklósiほか（2005）](https://doi.org/10.1037/0735-7036.119.2.179)は、人が指さした容器から餌を見つける課題で犬と猫を比較し、成績に有意な差がないことを報告しました。

一方で同研究は、課題が解けない状況になったとき、猫は犬ほど人を見上げて助けを求めないことも観察しています。これは能力差ではなく戦略の差です（[猫と犬はどっちが賢い？](https://iqcat.vercel.app/blog/cat-vs-dog-intelligence)）。

## 猫が順位表で低く見られやすい理由

[Vitale Shreve & Udell（2015）](https://doi.org/10.1007/s10071-015-0897-6)の総説は、猫の認知研究が犬より大幅に少ないことを指摘しています。研究が少なければ、示せる成果も少なくなります。加えて猫は実験環境での参加動機が低く、途中離脱が多いという方法上の難しさがあります。

つまり順位表における猫の位置は、猫の能力よりも「猫を測るのが難しい」という研究上の事情を反映している可能性が高いのです。

## 「何に適応しているか」で見る

現代の比較認知科学では、動物を一列に並べるのではなく、それぞれの生態にどう適応した認知を持つかを調べます。猫は単独で待ち伏せ型の狩りをする動物で、音源の定位、動きの予測、静止と瞬発の切り替えに秀でています。群れで協力する犬とは、必要な能力の形が異なります。

人間の知能を考えるときも同じ視点が使えます。総合IQという一つの数字の裏には、複数の異なる能力が並んでいます（[認知能力の種類](https://iqcat.vercel.app/blog/cognitive-abilities)）。

## 自分の得意分野を分野別に見る

[ねこIQの無料IQテスト](https://iqcat.vercel.app/start)は、20問・約10分で空間推理・パターン認識・論理的推論・分類能力の4分野を測り、総合点だけでなく分野別の傾向を表示します。順位よりも「どの形の得意さを持っているか」を確認する使い方をおすすめします。結果は自己理解のための推定値であり、公式な知能検査の代わりではありません。

## よくある質問

### 動物の知能ランキングで猫は何位ですか？

科学的に確立された順位表は存在しないため、順位を答えることはできません。種によって測定可能な課題が異なり、共通の尺度が作れないためです。

### 神経細胞が多い動物ほど賢いのですか？

単純にはそうなりません。神経細胞数は情報処理に使える資源の目安ですが、脳の使い方や生態への適応によって発揮される能力は変わります。

### 猫より賢いとされる動物はいますか？

課題ごとの成績では、道具の使用でカラス科の鳥類やチンパンジー、鏡像自己認知でイルカやゾウなどが高い成績を示します。ただしこれは総合的な優劣ではなく、課題ごとの得意分野の違いです。

## 免責事項

ねこIQは娯楽・自己理解を目的とした推定値を提供するもので、医療・臨床目的の検査や公式な心理検査ではありません。記載の割合は平均100・標準偏差15の正規分布モデルからの算出値です。
